塩ビものづくりコンテスト2011

今年初開催されたコンテストなのですが認知度が無い割にはかなり盛況だったらしいです。
当社も加工で協力したことによる感謝状をいただきました
その作品のご紹介です

VEGESTOCK(ベジストック)

一般作品名:野菜などのキッチン収納ツール

デザイナー:塚本カナエ、杉本 信広、横山 直美、松本 佳子、大石 紘一郎

試作会社:有限会社 紅日ビニール工業所
       有限会社 カシマビニール

コンセプト:
保存していた玉葱やジャガイモなどにかびが生えたり、芽が出てしまった経験はないだろうか?
どうしたらこれらの野菜たちを整理して美しく、風通しのよい状態で保存できるかということを考えた提案。「キッチンに楽しい色を」という意味と、「ここに保存している」ことを忘れないように目につくカラーバリエーションを展開した。使用しないときもくるくるとロールして収納できる。またレジ袋を収納するものとしても使用可能。

審査員のコメント:
簡単に野菜などを横穴から取り出せるという特徴を期待した、しかし軟質塩化ビニルの伸縮性では横穴より大きな野菜は取り出すのは難しい。レジ袋など形状が変更するものであれば取り出しが容易である。
製品に入れる物を想定しなおすなどの余地があった。

当社の見解

まずこの作品依頼を受けた際に問題になったのが、審査員コメントでも指摘があった軟質塩ビの伸縮性についてでした。どうしてもコンテスト用試作だと既製品生地しか使用できないので、審査員の指摘はある意味、想定内の意見でしたのでこれは仕方の無いことでしょう。
実際に作るのであれば、ゴム配合の生地や高重合の生地を使えば伸縮性の問題は解決するかもしれません。ただ別注生地になってしまいますのでかなりのロットでないと生産出来ないという欠点もあります。

コンテスト用試作の限界と妥協


また形状ですが、デザイナーからの要望では底部分を半円状にしたいと言う要望があり、構造上可能だったのですが、支給予算の範囲内では到底出来る金額ではなかったので妥協したデザインになってしまったのが残念な結果になってしまいました。

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